大学では政治学科を専攻したのですが、最終的にはやはり自分の得意分野で人様のお役に立つのが一番良いのではないか、と考えて整体師の道を選んだのです。
そして2011年に柔道整復師免許を取得。世田谷区の接骨院で研修後、プロの整体師としてのスタートを切りました。始めてみて思ったのは、一般の接骨院、整体院における施術内容は全身のマッサージが主で、施術効果があまり高くありませんでした。単なるマッサージ療法では症状の「一時的な緩和」以上の効果はなく、根本的な原因は何も解決しないことを思い知らされたのです。私はこんなことだけを一生続けるのは嫌だなと思い、より効果の高い施術法を求めて、東洋医学をはじめ各種整体法の研究を始めました。そして、操体法やカイロプラクティックだけでなく、様々な手技療法を学ぶうちに、次のようなことがわかってきました。

• 全ての症状に対応できる「完全無欠な施術法」など存在しない。
• 施術の効果を持続させるためには、患者様自身が「歪み」や「衰え」を修正・改善する必要がある。
• 身体の不調にはストレスなどのメンタル的な影響も多分に作用している。

そして私は、これを解決するためには次の3つが必要だと考えました。

1. 東洋医学から西洋医学にまたがるさまざまな治療法をできるだけ多く取り入れて、症状に応じて施術法を選択することが重要。
2. 施術の効果を持続させるためには、患者様の症状やご年齢にマッチした運動療法(ストレッチ)を提供することが不可欠。
3. 根本的な治療には、できるだけ患者様の生活パターンや内面に寄り添ったカウンセリング的な姿勢が必要。

この答えに行き着いた時、私は「これはもう自分でやるしかない」と思いました。
丁寧なヒアリング(聞き取り)によって隠れた原因を見つけ出し、効果の高い施術法を選択。さらには患者様が日々無理なく続けられるストレッチをお伝えする──アルコでは私が考えるこの最適解に基づき、患者様の症状に真摯に向き合い、効き目を実感していただける整体を目指し、努力して参ります。出張整体⇄ストレッチという新たな挑戦に、ぜひご期待いただければ幸いです。